7月10日月曜日は毎月定例のマンスリー会議でした。
今月の講師は「コーチプロジェクト」を主宰しているの 原口理加 先生。コーチング(coaching)とは、人材開発の技法の1つで、対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術です。
現代は環境が変わり、「やればできる」時代ではなくなったのに、それでいて昔ながらの成果は求められている。自分で「やりたい」と思わないと動かない。コーチングは対話を重ねることで行動へ導くコミュニケーションスキル。多くの言葉を使えばいろいろな考えが広がる。
セルフコーチングは漠然とした不安や課題を見える化する手段。目標を具体的に掲げておくと課題が見えてきて、課題を知っておくことでアンテナを張りめぐらし、情報を得る。そして順路・順番がわかって、やらないでいいことが明確になる。エネルギーは有限。必要なことだけにフォーカスする。
コーチングの概論を聞いた後は2人1組になってセルフコーチングを実践してみました。「聞く側は、考えを否定しない。自分の話に持っていかない。ベースは相手を応援する気持ちで聞いてあげること。相手が話すまで待っていることも必要」などコーチングのルールを守りながら、自分の抱える問題に向き合っていきます。
そうやっていくうちに自分が漠然と抱えた問題やその解決方法がだんだん形作られていきます。この新しい感覚には正直、びっくりしました。
<アンケートより>
・人は自分に1日約200個の質問していると言われたことが印象に残っている。自問自答して生きていると感じました。セルフコーチングでは自分のあいまいだった目標がはっきりわかった。次回は行動傾向を4つに分類した時の対処法と自分がどの分類なのか気になるのでまた来て頂きたいです。
・「質問の質が変わると人生の質が変わる」というのは衝撃だったので自分の中で工夫していきたい。
・目標設定に向かって具体的に期間を設けたり、目標像を掲げることは大切なことだと思った。自分の人生を創りあげるために内観を続けたいと思いました。コーチングは感情を交えずにただ聞きながら相手のことを聞き出す手法というのは興味深く、寄り添わないと言われたことは勉強になりました。
・コーチングはエネルギーを集中させるためのスキル。頭の整理ができるので個人のパフォーマンス力を上げることができるので、習いたいと思いました。