句読点から自由になれ!

~10月マンスリー会議~

朝夕が涼しく、というよりはむしろ一気に「寒く」なってきましたね。10月9日は定例のマンスリー会議でした。

演劇ワークショップ

今回は、女優・制作(Sulcambas!代表)の 松岡優子 先生をお迎えして、講演形式ではなく、ワークショップのような実践形式でやっていただきました。
「演じること」「演劇」については以前から、要望が多かったので興味津々の会議のスタートとなりました。

発声練習

リップロール(口角付近を指で押し上げて、唇を震わせる。口の周りの筋肉を鍛える)、巻き舌(口の奥の動きを良くする)滑舌を良く)、歌に合わせてリップロールをすると楽しくできる。

ハミング(声の響きを残したまま、「あー」という声に変えていく。お腹から声を出す感じ)。押し出し(横隔膜を意識して、お腹を膨らませながら息を吐く)。カッティング(ハッハッハッ)。「あえいうえおあお」を交互に高低やスピードを変えて。
もうこのあたりで汗だくです。

次に、2人組になって台本をもらい、セリフを読み合わせ。実際に演じてみるにしました。

それぞれの設定に応じての指導を受けました。その時の言葉を拾ってみました。

正体で向き合う瞬間を考えて。一つじゃない感情を盛り込んで欲しい。思っていることの100%を話してないから、言葉(セリフ)を疑ってみてください。

セリフが生まれる瞬間が相手のセリフが終わったときになっているので、自分が言いたい瞬間で言ってみてください。その瞬間を大切にしてみてください。

演劇は対話。受け取ったものを投げ返す。ボールは同一。

セリフは書き言葉。なので句読点から自由になる。句読点で息を吸わず、そのまま続けてみたり言ってみたり、突っ走ってみたり。文字から離れることも大切。

セリフは演じる上でごくごく一部。体全体を意識してみて。できるだけ言葉から自由になってやってみてください。句読点の規則性に従うと誰がやっても同じになる。自由にやってください。

同じ台本でも受け取り方は人それぞれで、そして表現方法もまたそれぞれです。今後も表現方法を磨いていきたいと思いました。

<アンケートから>

・リップロールやハミング、発声はストレス発散になると思った。1つじゃない感情を表現する。
・人生初の演技でした。ものすごくむずかしい。自分では精一杯ナチュラルにやっているつもりだけど、やはり不自然な棒読み…。これからみるドラマやお芝居は女優さん、俳優さんの演技に注目してみてしまうでしょう。演技は奥が深い。もっと極めたいです。
・演劇の発声練習を教えていただき、いつもの練習に加えたいと思った。声を出すことをいつもと違った視点で捉えることができ、勉強になりました。
・引き出しの数は日頃の練習、経験の賜物なので色々なことを意識しながら生活を送りたい。
・初めての演技指導で全部が初!初!初!すごくドキドキしましたが、とてもとても楽しく、体が熱くなりました!
・セリフを操る。いろいろできるようにニュートラルでいたいとおもいました。

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