目標とは、なりたい自分への『道しるべ』。

~12月マンスリー会議~

朝晩冷え込むようになってきたと気付いた途端、秋の風情を感じる間もなく暦はもう12月。街にきらめくイルミネーションや、店内に流れるクリスマスソングに、いやが上にも年の瀬の訪れを思い知らされます。寒さとともに空気も乾燥し始め、風邪・インフルエンザ対策が欠かせない毎日です。

さて今月のマンスリー会議ですが、お越しいただいた講師は「株式会社きらり.コーポレーション」代表取締役、塚本 薫先生。「企業の人材育成」と「求職者の支援」を両輪として、企業の業績アップをアドバイス。ひいては雇用者の意欲向上による組織力強化、そして雇用の拡大へ…という好循環を目指し、「人材を育てることで経済を元気にする」ために努力なさっておられます。今回は人材育成・キャリアアップに長年携わってこられた経験から、「成長するための目標設定」についてレクチャーして頂きました。

塚本 薫先生

もしあなたが、今取り組んでいることや将来の展望について「成功しよう」「夢を叶えよう」「イメージ通りの自分になろう」と強く願っているのなら、「目標の立て方」が大事です。その目標を設定するために、まずは人生のビジョンをしっかり描きましょう。つまり、「明確なセルフイメージ」を持たなければなりません。そして目指すべき自分の姿へ近付くためには、数字を定めて取り組むなど、より具体的であるほど良いでしょう。何故なら、その方が目標へのプロセスが組み立てやすくなるからです。

さらに先生は、以上のことを踏まえて、自らの「ライフラインチャート」を書いてみることを勧めています。この「ライフラインチャート」とは、自らの過去・現在・未来に渡って、「満足度(充実度)」を0~100で数値化して折れ線グラフで示したものです。これを作ることで、「これからどうなりたいか、そのために何をすべきか」が視覚的に分かり、今後の指針を知るきっかけとなります。ここで注意すべき点として、先生は「満足度の最高点が過去にある人は、未来のチャートを再考すべき」とおっしゃいます。これからの自分をポジティブに捉え、過去よりも高い満足度を目指していくことは、目標を達成するモチベーションになるわけです。

出席者の自己分析に耳を傾ける塚本先生

人は無意識に、自らにブレーキをかけているものです。そうなりがちだ…ということを、常に意識しておきましょう。「黒か白かどっちかしかない」「こうであらねば」「一事が万事だ」「きっと駄目だ」「他人に比べて私は」「所詮自分なんて」「私のせいでこうなった」・・・いずれも「無意識のマイナス思考」であり、目標達成のためにはこういう考え方はやめましょう。他にも気を付けるべきことは、他人からの評価がセルフイメージになってしまうことがある、ということです。周りから勝手に付けられるイメージに左右されないでください。もしそういう傾向がある…と自分で気付いた場合、セルフイメージを自分で変えることは可能です。ですから、それに気付けるか、それを変えられるかが目標達成への大きな分かれ道となり得るのです。そして講義の最後に先生はこう締めくくられました。「努めてポジティブを口にしましょう。ただ口に出せば『吐く』だけですが、プラスのみを口に出せば『叶う』のですから。」

<アンケートから>

  • セルフイメージ、自分の軸、自らやろうとする意志、これらがいかに大切かを再認識できました。
  • ポジティブなセルフイメージを持つこと、ビジョンを具体的に思い描くことを実践していきたいです。
  • 自分の力になるやり方で目標を設定し、それに向かって多くのことにチャレンジしたいと思います。
  • これからの人生について考える貴重な機会となりました。後悔のないよう、意識して努力します。

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