「立てる」ために「捨てる」ということ。

~3月マンスリー会議~

新型コロナウィルスの脅威と、それによる混乱が世界的な広がりを見せています。私たちの暮らしにも大きな影響が出ています。出口が見えない中、不安と闘いながらも日々をたくましく生きていかなければなりません。まず第一に体調管理。そして今できる努力を粛々と続け、明るい未来に希望をつなげていきましょう。

さて今月のマンスリー会議ですが、お越しいただいた講師は「素まいる」主宰、すみママ先生。ナレーター、ラジオパーソナリティーとして熊本の放送業界を長きに渡って牽引し続け、第一線で活躍しておられます。定期レッスンの講師としてご協力頂くなど、かねてより桃も大変お世話になっています。今回はサンプルボイス収録のための実践練習として、参加者の読みを確認しながら細かくご指導頂き、その後マンツーマンでチェックしながら録音するまでをご対応頂きました。

すみママ先生
すみママ先生

これから読もうとするCM原稿の「コンセプトと表情」をよく理解しておきましょう。そして、そのタイプに合わせた「声の表情付け」を心掛ければ、魅力的な読みに近づきます。事務的な告知系なのか、それともくだけた感じなのか、カッコよく決めるか、ウキウキハッピーな高揚感を出すか、どれがふさわしいか見極めましょう。もちろん、そのためにはどんな読みにも対応できるようになっておきたいですよね。

さらに、原稿の「どこを立てるか」を前もって的確にチェックしておいて、その部分がひときわ印象に残るように読むことが必要です。「立て方」にも、「強く読む」「高く読む」「ゆっくり読む」など方法は様々。前後の流れや尺なども考慮して、それぞれ試してみてから決めるのもアリです。

見方を変えれば、どこかを「立てる」ということは、その他の部分を「流す、捨てる」ということです。強調したい箇所をきちんと「立てる」ために、また「尺に収める」ための調整部分として、「流す、捨てる」べき箇所が生きてきます。そういう意味では、どこを「立てるか」より、どこを「流すか、捨てるか」の判断が、むしろ大事、かつ難しいのかも知れません。ただし注意すべきは、「流す、捨てる」とは、「適当、おざなり、いい加減」でよいわけではない、ということ。流していても、ナレーションとしてちゃんと伝わることが大前提なのですから、そこを誤解しないようにしましょう。

<アンケートから>

  • CMで紹介する商品を具体的にイメージしながら、声に色を付ける方法をもっと練習したいと思います。
  • 商品、場所、サービス内容など、その様子を想像しながら読むことが重要なポイントだと理解できました。
  • 原稿に合わせて様々なテンションやシチュエーションを想定して読めるようになるため頑張ります。
  • 「どこを最も伝えたいのか」をつかみ、その上で抑揚や強弱、テンポを付けて読めるよう勉強を続けます。

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