【我ら音楽マサイ族】
生誕80年・没後40年、ジョンの歌声は永遠。

みなさま、ご機嫌いかがでしょうか。
音楽ライター まさいよしなりです。

「我ら音楽マサイ族」、今回採り上げますのは今年10月にリリースされた、こちらのベスト盤です。

GIMME SOME TRUTH./ジョン・レノン (UICY-15941~2 他バージョン違いあり)

1940年に生まれ、1980年にこの世を去ったジョン。まさに今年が生誕80年・没後40年に当たるということで企画されたのが、今回ご紹介するベスト盤「GIMME SOME TRUTH.」です。

リリースに際してはいくつかのバージョン違いが用意されており、全19曲を厳選収録したCD1枚仕様、全36曲というボリュームのCD2枚組仕様、CD2枚に加えて全曲をハイレゾ収録したBlu-ray Audioをセットした3枚組仕様、さらにLPレコード仕様も用意されています。

特に今回のベストで注目すべきは、収録曲はすべて現存するマルチ・トラックから新しくミックスし直されているということです。音像のバランスやセパレーションなど、何もかもが一新されています。従ってオリジナルのバランスに慣れてしまった耳には、一聴すると違和感を覚えるかも知れません。しかしジョンのボーカルなどは今までよりリアルさや生々しさが増しており、ここには率直に感動しました。

それぞれの曲が持つ全体の空気感、奥行、総じて雰囲気が変化している点は、人によって様々に評価も分かれるだろうと思われますが、それでも、ジョンの魅力を再認識する絶好のきっかけになるだろうということにおいて、今般の思い切ったリミックスは大いに意味のある企画であると言えるでしょう。

代表曲をほぼ網羅していますので、ジョン・レノン入門編としてもお薦めです。もちろんオールドファンにも、現代的にブラッシュアップされた新ミックスのジョンを驚きとともにご堪能頂けること請け合いとなっています。

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