ちいさないのちをえがこう作品展

明日からは、サクラマチクマモトでは「クリスマスマーケット」がスタートしますが、地下駐車場からサクラマチへ続く「サンクンガーデンギャラリー」では、「ちいさないのちをえがこう作品展」がスタートします。

熊本市教育委員会と熊本市現代美術館が主催したプロジェクト。ふだん、学校に通うことが難しい子どもたちが描いた「ちいさないのち」。
ハイブリット開催で、動物園に来ることができなかった子どもたちはYouTubeをみて、タブレットから提出していました。


ワークショップの指導は、熊本市動植物園の動物たちの絵は100種類以上も描いたというイラストレーターのコーダヨーコさん。
子どもたちが描いたあたたかい動物たちの絵をぜひ、ゆっくりとお楽しみください。

ちいさないのちをえがこう(11月9日)

コーダ・ヨーコさんワークショップ「ちいさないのちをえがこう」2回目
熊本市教育委員会、熊本市現代美術館との共催。

普段は学校へ登校することが難しい児童たちが熊本市動植物園に集まって、ちいさないのちをスケッチ。
(写真は、動物園エントランスに設置されているチョッパー)
動物園に来ることができなかった児童のためにオンラインでも授業が行われました。

時間になったら、オンラインの子どもたちのスケッチも続々と届けられてきました。

学校へ行かなくても人と繋がれていること、授業に参加できることができるという、
学校教育におけるオンラインシステムの進化は素晴らしい!!

このワークショップで完成した動物たちのスケッチは、熊本市現代美術館で現在展示中です。
12月になったら、サクラマチクマモトサンクンガーデンギャラリーに巡回する予定ですので、どうぞお楽しみに!

【BOSS COLUMN】アートか?革命か?幻のアーティスト

 熊本市現代美術館の新館長に日比野克彦さんが就任予定という、うれしいニュースが届いていますが、週末は、シークレットで開催された熊本市現代美術館のスピンオフイベントへ行ってきました。
 
 残念ながらコロナの影響で閉館中の現代美術館ですが、現在、九州を中心に活動を続ける7人のアーティストのグループ展『段々降りていく』が開催されているはずでした。実は、その展覧会に、直前で評議員の方々の反対により、参加が叶わなかった8人目の幻のアーティストがいます。その人こそ、革命家の外山恒一さん。10数年前の東京都知事選で話題を集め、その後も革命家として、様々な活動を続けています。
 
 今回は『段々降りていく』出展アーティストである加藤笑平さんの主催。(加藤さんも独自の表現活動を九州で続けています)
美術評論家・福住廉さんとのトークライブですから、面白くないはずはありません。外山さんは、想像よりもマイルドで、ウィットに富んだ方でした。単に奇抜で目立ちたがり屋というわけではなく、緻密の計算された活動の数々・・。目からうろこのことも多く、刺激を受けまくり、とにかく濃厚で、充実した時間でした。
 
 
 
 
 感染対策をしっかり施したシークレット会場には、個性的な活動を続けているアート関係の方々が集結。担当キュレーターはギリギリまで調整を進めていたようですが、外山さんの作品が現代美術館に展示されていたら、どんな意見が飛び交っていたのかなぁ、と想像すると、ちょっと残念な気もします。
 

 アートなのか、それが表現なのか、それこそ革命なのか・・。「愛知トリエンナーレ」でも、表現の自由についての討論がなされていましたが・・、いろんなことを考えさせられました。