「真珠子の草枕」無事終了しました!

夏ころから準備していきた「真珠子の草枕」無事終了しました。
ガーリーアートの第一人者「真珠子」が熊本で生まれた夏目漱石「草枕」のお気に入りの場面、言葉を選び出して新たに構成。朗読に合わせて、オリジナルの音楽、映像でつづる新ジャンルのアート作品。

この幻灯機とは、夏目漱石「三四郎」で出会ったのだとか。朗読に合わせて奏でられる邦楽の演奏は、熊本を中心に東京、韓国でも活躍する今藤珠美先生の作曲。下田れいこさん(箏)、望月晴美さん(囃子)、藤舎理生(笛)という一流の女性演奏家たちの音色は、早川倉庫の木造建築に美しく、心地よく響きわたりました。とにかく素晴らしい演奏でした!!

そして、振り付け、舞踊は高濱流光華々先生が担当。先生は、真珠子のイマジネーションから生まれた、ヒバリの妖精、人間ではない妖精、お菓子の妖精、椿の妖精、4つの妖精を見事に演じ切りました!

真珠子がデザインした衣装を纏った光華々先生は、いつもとは違う魅力を放っていました。

画家、イラストレーター、朗読家、パフォーマー、そして、演出家として、ベテランの女性芸術家たちと新しい芸術をつくりあげた真珠子のこれからの活躍が益々楽しみです。

今回、早川倉庫さんにお世話になりましたが、吉本美術の吉本さん、松崎照明の山本さんの熟練の職人さんたちのこだわりに改めてリスペクト! そして、時間がない中、舞台をつくり上げてくれた大西さんに、心からの感謝を!! 

久しぶりに一からつくりあげた心躍る現場でした。

 

真珠子の草枕

 来月=12月11日、12日、二日間にわたり、「真珠子の草枕」を開催します。
真珠子さんは、天草出身のアーティスト。日本を代表するガーリーアートの第一人者で、文化庁海外メディア芸術祭で日本代表として、着物+レオタードというスタイルでパフォーマンスを披露。アニメーション、陶芸など活動の幅は広く、「真珠子学園」として様々なワークショップも展開し続けています。

 今回は、熊本が舞台の夏目漱石「草枕」に挑戦。夏目漱石の小説にも登場する幻灯機の技術を再現し、朗読と日本舞踊、オリジナルの音楽で構成。子どもから大人まで楽しめる現代アートと日本舞踊が融合する創作舞台です。

 

 日本舞踊は高濱流光華々先生。江戸前の素踊をはじめ、粋な芸者や歌舞伎踊まで幅広い芸域をみせ、公式行事などに出演。最近は、柔らかい感性で他ジャンルとの創作舞台などにも積極的にチャレンジしていらっしゃいます。そんな先生の踊りをさらに魅力的に彩るのは、邦楽演奏者のみなさん。

 今藤珠美さんが作曲、そして、三味線、下田れいこさん(箏)、望月晴美さん(鼓)、藤舎理生さん(笛)が、今回のための書下ろしのオリジナル曲を生演奏。さらに、熊本在住のコンポーザー吉田敬さんが全体の音楽をクリエイトし、演奏します。

 きっと、これまでにない、新しい世界を体験できるはず!!

 日曜日には、幻灯機を制作するワークショップも開催予定。
チケットはオンラインで好評発売中ですので、ぜひぜひ、お求めください。

https://www.momo-j.net/lp/shinjuko_no_kusamakura/