【スマイルシェア便り】守れ 金魚の灯 高級な観賞用切り札

MOMOの派遣部門を教育部門と一緒に分社化したのが株式会社スマイルシェア。

29回目は「 守れ 金魚の灯 高級な観賞用切り札」についてです。MOMOの派遣部門を教育部門と一緒に分社化したのが株式会社スマイルシェア。

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   新たな顧客獲得へ

 新型コロナウイルスの感染拡大で、苦境に立つ長洲町の金魚養殖業者。相次ぐイベント中止で金魚すくい用の需要回復は見通せないが、厳しい状況を打開しようと、新たな動きも広がっている。多くの業者が切り札として期待するのが、観賞用の高級金魚だ。

 アクアランド徳永(長洲)では昨年度、金魚すくい用だけで約300万円もの売り上げが消え、年間売上高は2割減った。ただ、「観賞用金魚の需要は落ちず、むしろ少し増えているように感じる」。コロナ禍でステイホームが広がったことに、同社の徳永吉宏さん(30)は希望を見いだそうとしている。そこで本年度から観賞用として人気のリュウキやオランダシシガシラの生産を増やす計画を立てた。1匹3千円~5千円台が売れ筋になると予想し、「まずは、この価格帯の金魚の生産を今よりも30%は増やしたい。そのために、今年から設備投資を始める」。

 1968年創業の長洲錦鯉センター(長洲)も高級金魚に照準を定める。種類もこれまでの倍となる8種に増やす計画だ。ただ、養殖方法が品種ごとに異なるため「一朝一夕に種類を増やすことは難しい。昨年は稚魚の生存率が悪く、失敗の連続だった」と、センターの宮地万里子さん(53)。ただ、「地元には仲間がいる。それぞれの得意分野を共有しながら、少しずつ質を高めたい」と前を向く。これまで30年以上にわたり品種改良を手掛け、4品種を生み出してきた松井勝二郎・町養魚組合副組合長(74)も「珍しい高級魚の需要は年々高まっている。質が良いものを作れば、お客さんは付いてくる」と話す。

 夏の風物詩の金魚すくいを、手軽に体験してもらうユニークな試みも始まった。アクアランド徳永は昨年夏、金魚30匹に金魚をすくうポイが30枚付いた「おうちで金魚すくいセット」(3500円)を発売、約100セットを売った。同社は「採算は度外視。金魚すくいの文化を途切れさせたくないという思いを込めた」と、今夏も販売を続ける。

 同社は町の養殖業者を紹介するパンフレットの作製も構想中で、「陶器市のような感覚で長洲を訪れてもらい、お客さんにお気に入りの金魚を見つけてもらえれば」と徳永さん。長洲金魚の魅力を積極的に発信し、新たな顧客獲得につなげる。「悲観はしていない。伝統を守ってみせる」と先を見据える。

 

 

(熊本日日新聞 2021.6.6より抜粋・引用)

 

 

 この逆風を逆手に!本当に心強く、素晴らしい取り組みですね。ここ最近夏祭りも開催されず、夏の風物詩「金魚すくい」を見かける機会も減ったように思います。ひと昔であれば夏祭りに行き、金魚すくいをして持って帰り、翌日必要な水槽などのセットを購入しにホームセンターへ……エサやり、水槽掃除等お子さんが初めて生き物を育てる!ということを体験する機会になったという方も少なくないのではないでしょうか。蔓延防止等重点措置の効果もあり、日々の新規感染者数も減少傾向にある今日この頃です。ワクチン接種についても急速に進んでいますね。少しづつではありますが、回復の傾向が見られます。また以前のようにイベントが増えだしたときに「いつもの金魚すくい」が見られるように、私たちの力で「金魚救い」していきましょう。

 

 

 

 

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