もっと感じて、伝えよう!

~6月マンスリー会議~

じりじりと蒸し暑さが増してきましたね。まだ正式な梅雨入りはまだのようですが、一足飛びに夏になってもらいたいものです。

毎月恒例のマンスリー会議です。今月の講師は、ラジオパーソナリティー・朗読家の 政木 ゆか 先生をお招きし、「~あいうえおを大切に~」と題して、正しい日本語を感じる気持ちについて、お話を伺いしました。

政木ゆか先生

政木先生と言えば、よどみなくしゃべるラジオパーソナリティーというイメージが強かったのですが、お伺いした話は正反対に技術ではなく、伝える気持ち、感じる気持ちが中心のお話となりました。

きれいに読むことばかりにこだわっていては、伝えたいことが伝わらないことがある。早口言葉など伝える方法ではない。ガ行鼻濁音も時代が変わってあまり使われなくことが増えた。ただ古典を読む場合などきれいに聞こえる。それが日本語の美しさの原点。

上半身の力を完全に抜いて、それから息を吸う

それでもやはり技術に必要ということで、効果的な「腹式呼吸」なやり方を実際に教わりました。
腹式呼吸のイメージは、お腹から声を出すのではなくて、吸い込んだ息をお腹に溜めたまま声を出す。まず正しくお腹に息を吸う。上半身の力を抜いて息を吸う。思っているよりも低い声が出るはずとのこと。
効果テキメンで、数分前とは違う声になりました。

しかしやっぱり強調されたのは「どう感じるか」「どう伝えるか」であり、それが個性となり、武器にすることでした。とても貴重なレッスンでした。

<アンケートから>

  • 朗読の際に文章に書かれていることを”眼の前でまさに起こっていること”として見て、それを感じながら、朗読することを学びました。初めての意識の中で声を出したこと、新しい気付きの中でとても嬉しく感じました。
  • 自分の特性を生かした表現ができるようになりたい。アクセントにも注意したいと思った。