【BOSS COLUMN】77億人えがおプロジェクト「えがおのパネル」贈呈

 事務局を担当している一般社団法人FOR KUMAMOTO  PROJECTでは、「みんなの応援村」が実施していた「77億人えがおプロジェクト」を「くまモン夢学校 77億人えがおプロジェクト」として、令和2年7月豪雨で特に被害が大きかった6つの市町村の保育園を廻ってワークショップ形式で開催しました。

 この度、熊本県独自の緊急事態宣言が解除されたことを受け、3月下旬までの期間で、それぞれの仮設住宅の集会場「みんなの家」に、被災者の人たちに笑顔になっていただくことを目的に、子どもたちが描いた笑顔の絵でパネルを作成し、展示することになりました。

 展示につきましては、これまでもアートの力で様々な被災地に寄り添い続け、今回のプロジェクトでも被災地を廻ってワークショップも担当したイラストレーターの小池アミイゴさんにアートディレクションを依頼し、パネルを作成しました。「みんなの応援村」実行委員である松任谷正隆さん(音楽プロデューサー)、小山薫堂さん(放送作家)、中井美穂さん(アナウンサー)、そして、応援団員である松任谷由実さん(シンガーソングライター)からもメッセージが寄せられております。

 「ソーシャルディスタンス」で物理的距離が生じ、人と人がすれ違う時、なんだか怪訝な顔をしながらすれ違う日々。そんな「新しい日常」で生じてしまった心の距離を埋めるため、子どもたちと一緒に笑顔を増やす取組として、2020年8月スタートした「77億人えがおプロジェクト」。『ソーシャルディスタンスで離れた距離だけ、笑顔で』をキャッチコピーに、未来を担う子どもたちの沢山の笑顔を、歌と共に未来へ届けることが目的です。

「すれ違う人は敵じゃない。怖いものじゃない。」

 子どもたちが描いたえがおイラストを見ているうちに参加している子どもたちだけでなく、周りにいる大人たちも自然と笑顔になっている・・・。このプロジェクトを通じてえがおのイラストを描いてくれる子どもたち、その周りにいる大人たち、そして、そのイラストを見にきてくれる多くの人々が笑顔になるような夢のある取り組みにしていきたいという想いです。


 今回は、令和2年7月豪雨の仮設団地の中でも、住民が一番多い「球磨村渡地区仮設団地」への贈呈。集会場である「みんなの家」に展示していただきましたが、今後、6市町村20か所の「みんなの家」にポスターを寄贈させていただく予定です。